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Faculty of Agriculture

農学部

竹歳 一紀(食料・農業・環境経済学研究室)

竹歳 一紀
教員氏名
竹歳 一紀(たけとし かずき) 教授
学位
Ph.D. in Agricultural & Resource Economics(農業・資源経済学博士)
学歴
カリフォルニア大学バークレー校(米国)・院・農業・資源経済学
専門分野
農業経済学、経済発展論、環境政策論

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農山村の持続可能な発展をどう図るか

「経済的条件に劣った地域が、環境を保全しつつ持続的に発展するには、どうすればよいのか」ということを大きなテーマとして研究してきました。日本では、農山村での高齢化・過疎化が進み、地域経済の停滞、耕作放棄地の増加、山林の荒廃といった問題が深刻化しています。農村ツーリズムの振興や自然エネルギーの活用などの取組みや施策により、農山村の環境保全と活性化をどのように図っていくかが、私の研究テーマの一つです。

また、中国の経済発展と環境問題に関する研究も、ほぼ30年前から行っています。中国では、農村に立地する工場による水や大気の汚染問題が深刻化しているほか、貧困農村地域では、収入を増やそうと無理な耕作や放牧を行い、これが森林破壊や砂漠化の原因になっています。農村の持続可能な発展は中国でも大きな課題となっています。

経済の発展とグローバル化は人々の生活にメリットをもたらす一方で、経済条件の劣った国や地域にそのデメリットが集まりがちであり、それは日本や中国でも見られるように、食料・農業・環境といったところに問題を発生させます。国や地域(農山村)の持続可能な発展をミクロの視点から分析することは、食料・農業・環境問題についてグローバルな視点から分析することにつながっていくと考えています。

  • 貴州農村
  • 石徹白小水力発電

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