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Faculty of Agriculture

農学部

海外農業体験実習

海外農業体験実習

「海外農業体験実習」
~国際的な農と食の感覚を育む~

農業は様々な地域の気候的・土壌的特色や地域に根付いた食や農の伝統とともに発達し、今に至っています。「農」に関するグローバルな視点の醸成には、海外の農業事情を体験することが重要です。海外での農業と食の実態を体験を通して学修することで、「農」と「食」に関する多角的かつ公平な国際的視野を育成し、グローバルに活躍できる農業専門家として、将来の進路選択拡大につなげてください。

【タイ】

現在(2020年度)、当該科目(※)では「タイ」と「ハワイ」を訪問国(州)としています。

※2018年度以前入学生・・・「海外農業体験実習」
2019年度以降入学生・・・「海外農業体験実習A」(タイ)、「海外農業体験実習B」(ハワイ)

※カセサート大学:国立大学で、タイのトップランキングに位置する大学。タイでは最初の農業大学としても有名です。

学びのPoint
  • 現地の農業実態を把握し、食と農業に関する様々な課題を正確な理解
  • 農学の専門的知識を実学に結びつけられる応用力の養成
  • 相互理解のためのコミュニケーション能力と語学力の向上
  • 現地でのリアルな体験をとおして、生きた知識を身につける

実習のスケジュール

3月下旬 事前登録・申込書の提出
4月 選考・登録
5月~ 事前学習
8月 タイでの実習(渡航日含め約10日間)
9月~10月 事後学習・学内報告会

事前学習

本実習の目標設定、ビジネスマナー、社会人基礎力の理解と自己分析、海外渡航時の安全管理及び健康管理、人々との接し方、基本的なタイ語会話や実習中の日報について事前学修する。語学力については、積極的にグローバルラウンジを利用し、学修を効率よく進められるよう、事前講義で英会話力ならびに英語によるプレゼンテーションスキルの獲得と向上を図ります。

タイでの実習

現地の「食」や「農」の実態や問題点を題材とした講義を受講するとともに、タイの農業関連施設や農業の現場、食品工場等の様々なフィールドを視察・調査します。

実習の様子

実習スケジュール

画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。【Facebook】

事後学習・学内報告会

「海外農業体験実習」報告会 in English

カセサート大学(タイ)を拠点に、タイにおける水産業や食文化、環境問題を学び、内陸エビ養殖や市場、日系企業の工場、果樹園等の見学をしたほか、カセサート大学生との交流を行いました。本実習の集大成として公開で報告会を英語で行いました。

ドリアン班:「Shrimp」

ドリアン班「Shrimp」
タイにおけるエビの養殖や輸出、消費などの実態について日本と比べつつ検討する

パパイヤ班:「What wonderful coconuts!!」

パパイヤ班「What wonderful coconuts!!」
タイにおけるココナツの生産状況や多目的利用、機能性などについて紹介する

マンゴスチン班:「Story of mango」

マンゴスチン班「Story of mango」
マンゴーの栽培の歴史や輸出入、食文化についてタイと日本の状況を比較する

ライチ班:「Why is Thai coffee sweet?」

ライチ班「Why is Thai coffee sweet?」
タイで飲んだコーヒーの甘さを手がかりに砂糖消費のあり方について考える

タイ 参加学生の声

勇気をもって参加してたくさん刺激を受けた

「海外農業体験実習」は、国ごとに異なる農業を現地で体験するためのプログラムです。台湾での海外ボランティアに参加したときに、現地のフルーツを目の当たりにして、他のさまざまな国の果樹についても知りたいと考えるようになりました。実習に参加したのは、タイの果樹や花について学びたいと考えたからです。2年生の夏に参加したので、自分の専攻分野もまだ決まっておらず、専門的な知識も少ない状態でした。きちんと知識を身につけて、3年生で参加したほうが、学べることは多かったように思いますが、さまざまなことを学んで、興味が広がりました。また、現地の大学生と行動を共にすることが多く、学びに対する意識の高さに刺激を受け、思い切って挑戦してよかったと思っています。

気候や文化の違いと農業の関わりを実感

「海外農業体験実習」実習 3日目

タイでは大学の蘭の研究施設を訪問し、蘭についての講義を受けました。有名な農園に行って大規模な蘭の栽培を見学しました。日本では、気候の問題で蘭は温室で栽培しなければならず、手間がかかるために高級な花として扱われています。一方、熱帯モンスーン気候のタイでは屋外で育てることができ、気候特性にあわせた農業の違いを実感しました。また、中国の人は多少花が不揃いでも価格を優先するのに対して、日本に人は高額になっても見た目に美しいものを求めるという違いを知り、その国における蘭の花のとらえ方も農業に影響を与えていることを理解しました。今後は、日本ではまだあまり普及していない果樹の研究をしたいと考えています。例えばマンゴーは日本でも食べられますが、現地で完熟したものを採れたてで食べるのと日本国内で食べるのとでは、風味がまったく違います。果樹の研究をとおして、国内でも現地のようにおいしい果物が食べられるようになればと考えています。

資源生物科学科2年生
河辺 真智子 さん
(兵庫県立宝塚北高等学校 出身)

【ハワイ(ハワイ島)】

実習のスケジュール

3月下旬 事前登録・申込書の提出
4月 選考・登録
5月~ 事前学習
8月 ハワイ島での実習(渡航日含め約6日間)
9月~10月 事後学習・学内報告会

事前学習

ハワイ島の環境や社会、文化、研究の基礎的知識を得るとともに、実習中の目標設定、ビジネスマナー、社会人基礎力の理解などを学びます。

ハワイでの実習

ハワイ島の本願寺施設、農業関連施設や農業の現場、食品工場を訪問し、現地の農家や日系企業に勤務する方から指導を受けることにより、ハワイ島での日系移民の開拓の歴史から食と農業を取り巻く現状について講義や観察によって学びます。

実習の様子

 1日目 コーヒー畑 1日目 コーヒー畑
2日目 ヒロ本願寺別院 2日目 ヒロ本願寺別院
2日目 ヒロ婦人会の方と 2日目 ヒロ婦人会の方と
3日目 パパイヤ工場 3日目 パパイヤ工場
3日目 切り花生産流通会社 3日目 切り花生産流通会社
最終日最終日

事後学習・学内報告会

現地実習の振り返り(リフレクション)をおこない、報告書を作成します。学内報告会では英語と日本語によるプレゼンテーションをおこないます。

ハワイ 参加学生の声

アメリカ農務省を訪ね貴重な経験ができた

「海外農業体験実習」実習 3日目

1年生の時にゼミを体験できる機会があり、その時に参加したのが、線虫学のゼミでした。いろいろなことを教えてもらい、とてもおもしろい分野だと思ったことが線虫学との出会いです。3年生になって線虫学を専攻するにあたり、ハワイならではの線虫について研究したいと考えて「海外農業体験実習」に参加しました。線虫班のメインのアクティビティーは、ハワイ島のヒロという地域にある「USDA(アメリカ合衆国農務省)」の訪問でした。線虫を研究されている方に現状や線虫対策などについて話を聞かせてもらい、農務省の所有する農場や研究施設を見学することもできました。貴重な経験ができ、とても有意義な時間を過ごせたと思います。

環境への負荷が近い線虫の防除策を研究中

現地では、ハワイ特有の火山灰土壌での作物栽培も間近で見学できました。それまで写真で見たことはありましたが、実際に触れてみると日本の土とは手触りがまったく違いました。さらに、歴史や文化などについても学んで、いろいろな観点から「農」をとらえることができるので、やはり現地に行ってよかったと思います。現在は、パパイヤ、アンスリューム、コナコーヒーなどの現地の特産品の栽培土壌にいる線虫を探し、植物に寄生する有害な線虫を探り出すという研究をすすめています。ハワイ内では、ハワイの特産品であるアンスリュームに害を及ぼす線虫に対し、農薬を使用して防除しています。しかし、現地で使用されている農薬は環境への負荷が大きいため、農薬に依存しない防除策について研究する必要があるからです。研究を進めるためにはより多くの線虫のサンプルが必要です。現状はまだまだ不足しているので、次に現地へ行く後輩が、サンプルの採種と研究を受け継いでくれればと期待しています。

資源生物科学科3年生
一井 良太 さん
(滋賀県立高島高等学校 出身)

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