- 教員氏名
- 玉井 鉄宗(たまい てっしゅう) 准教授
- 学位
- 博士(農学)
- 学歴
- 神戸大・院・自然科学
- 専門分野
- 土壌・植物栄養学
- その他
- 浄土真宗本願寺派教師(光遍寺住職)
「農は国の本なり」。これは大谷光瑞(1876-1948)の言葉です。国民を養う農業こそが国にとって最も重要であるという意味です。日本の食料自給率が38%(令和3年度カロリーベース)であり、かつ、化学肥料自給率が実質0%であることを考えると、この言葉は未来への警鐘と言えるでしょう。私は、古来の知恵や先進技術を現代農業に応用し、持続可能な農業を実現すること目的に研究を行っています。これは同時に、「農を国の本」にすることにもつながります。
古来の知恵の応用に関しては、「姉川クラゲ」や「水草堆肥」など忘れ去られた地域資源を復活させる研究、「立体農法」や「条抜き溝切り栽培」などの古い農法を再評価する研究を行っています。また、先進技術の応用に関しては、「遺伝子解析」や「リモートセンシング」、「プラズマを利用した窒素固定」など、積極的に最新の技術を農業に取り入れることに取り組んでいます。農学の枠に留まらず、他分野の研究者や企業、行政とも協働して研究を進めています。