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Faculty of Agriculture

農学部

嶋田 大作(地域農業・環境経済学研究室)

嶋田 大作
教員氏名
嶋田 大作(しまだ だいさく) 准教授
学位
京都大学博士(経済学)
学歴
京都大・院・経済学
専門分野
環境経済・政策学、地域農業経済学、自然資源管理、コモンズ研究
その他
環境経済・政策学会奨励賞(2015年)

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農業・農村の多面的機能と地域の持続可能な発展

農業とその基盤である農村は、健全な農業生産を通じて、国土の保全や水源の涵養、生物多様性の保全、良好な景観の形成、文化の伝承、環境教育やレクリエーションの場の提供など、様々な機能を有しています。これら農業の多面的機能の便益は、都市住民を含む国民全体が享受しています。このため農業の多面的機能は、都市部を含む社会全体の持続可能な発展にとって、重要な意味を持っています。

他方、農業や農村の現状は、必ずしも明るいものばかりではありません。過疎・高齢化、耕作放棄、安価な輸入農産物、コメ離れなど、健全な農業生産を脅かしかねない事態が進行しています。このような事態に対処しつつ、農業と農村の多面的機能を維持・再生し、地域の持続可能な発展をどのようにして実現していくのか、都市と農村の関係はどうあるべきかといった問題に取り組むことは、緊急の課題となっています。さらには、これまで農業や農業者コミュニティーによって守られてきた多面的機能について、今後もそれを維持・再生していくための費用は、誰がどのように負担するのか。こうした問題についての制度デザインが求められています。本研究室では、経済学の理論や手法を基盤に、国内外でのフィールドワークを行い、様々な先進事例の分析を通じて、地域農業の課題に取り組みます。

【可能な共同研究分野】
環境保全型農業、自然資源を活用した地域活性化、アグリツーリズム・エコツーリズム、コモンズ

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