ラオスの旧王都ルアンパバーンの博物館Traditional Arts and Ethnology Centre (TAEC)で開催中の企画展”Seeds of Culture: From Living Plants to Handicrafts”。この展覧会では、落合教授がゲストキュレーターとして学術企画と資料提供を担当している。ジュズダマ属植物の種子を使って作ったものの資料、衣服やショルダーバッグ、アクセサリーを展示し、植物素材を利用したものづくりについて、メッセージを投げかけている。
今回のラオスでの企画展 "Seeds of Culture"は、TAEC共同代表のTaraさんやThongkhounさんとの研究交流やディスカッションをもとに、二人にお誘いいただいて実現しました。2018年8月まで2年間の開催期間中、私のコレクション600点から選りすぐった約40点の資料を、作り手や使い手の写真とともに展示しています。ありがたいことに、観光客や地元ラオスの方たちに多数ご来場いただいています。講演やギャラリートークでお客様に接することもあるのですが、植物のもつ美しさや手仕事のすばらしさに驚いた、地域の植物素材の価値に気づいたといった感想が返ってきています。