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Faculty of Agriculture

農学部

三浦励一 研究室

資源生物科学科

三浦励一 研究室 牛に除草具をひかせる、インドの伝統的な除草作業

植物とのつきあい方を現場主義で学ぶ

教員の専門分野は「雑草学」ですが、作物から野生植物まで、田畑やそのまわりの「農業生態系」に生育する植物の生態を幅広く研究しています。田畑の雑草は作物に大きな害をもたらしますから、少ない労力でうまく防除するしくみを考えなければなりません。農業用のため池に人知れず絶滅危惧種が生えていることもありますし、逆に「特定外来生物」が大繁殖することもあります。さらに、身近な雑草の中にもじつはすごくおいしくて、商品開発の可能性がある「遺伝資源」もあります。

私たちの研究室のメンバーは、実験室にはこもらず、常に野外に足を運んで、頭と体を動かしながら、植物とのつきあい方の経験値を積み上げています。実験農場は丘陵地にある瀬田キャンパスから山を下りたところにあり、農場の背後は里山につながっています。昨年、栽培試験していたイネが、収穫直前にイノシシの襲撃を受けて壊滅したことから、今年は「獣害の防ぎ方」も研究テーマに加わりました。

担当教員はほんとうは図書館で古い農書や古典に出てくる植物を調べるのも好きなのですが、その方面の同志はまだ現れていません。

  • 実験水田の田植え
  • 実験水田に飛んできたシマゲンゴロウ

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 大学周辺に自生する植物遺伝資源の評価と栽培法の開発
  • イネの近代品種は雑草に弱くなったか?
  • 大学農場とその周辺の植物相の記録
  • 獣害防止柵の設計・施工および効果の評価

指導教員

三浦励一 研究室
指導教員名
三浦 励一(みうら れいいち)准教授
専門分野
植物保護科学,生態・環境,農業技術史,文化人類学・民俗学
専門分野
キーワード
雑草,農業生態系,在来品種,遺伝資源,農法,農書
主な担当講義
雑草学,飢饉・救荒論
その他
国内でも海外でもとにかく歩き回って、たくさんの農業現場と植物たちを見てきました。調査で訪れた国をならべてみると、アメリカ,イギリス,インド,カメルーン,ザンビア,シリア,タイ,中国,ニジェール,パキスタン,フランス,ブルキナファソ,ベトナム,マリ,南アフリカ,ラオス。
ニジェールではウェブ植物図鑑を作成しました("Fakara Plants"で検索)。
主要著書・論文
「上農は草を見ずして草をとる」ということわざの解釈の変遷」(『雑草研究』,2015年)
『農業と雑草の生態学』(分担執筆、種生物学会,2007年)
Genetic control of weediness traits and the maintenance of sympatric crop-weed polymorphism in pearl millet. (Molecular Ecology, 2005)
「敦賀市中池見の湿田農耕と絶滅危惧植物」(『農耕の技術と文化』,2000年)

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