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Faculty of Agriculture

農学部

応用昆虫学研究室

農学科

応用昆虫学研究室 クモヘリカメムシ成虫(左)とイネカメムシ成虫(右)

農作物を加害する害虫の生態解明と管理技術の開発

滋賀県において水稲栽培の重要な阻害要因であるカメムシ類3種、ホソハリカメムシ、クモヘリカメムシ、イネカメムシに焦点をあて、その生態を明らかにし、総合的な管理技術に結びつける。これらカメムシ類は、水稲の穂を吸汁し、黒色あるいは茶色の食害痕ができた玄米「斑点米」被害を引き起こす。

本研究室では、3種カメムシ類の水田および畦畔での発生消長を明らかにする。さらに、生活史に関する基礎的特性として、生存日数と雌の産卵能力、休眠を引き起こす環境要因、雌雄間のコミュニケーション、天敵に関する研究を展開する。また、滋賀県内のカメムシ類の生息地図を作成する。

ここで得られる知見は、水稲を加害するカメムシ類の効率的な防除技術の開発には不可欠のものであり、最終的にはカメムシ類の管理技術を開発する。

  • 水田での調査
  • カメムシ卵に産卵する寄生蜂

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 害虫の野外での発生生態の解明
  • 害虫の生活史の解明
  • 害虫の天敵調査
  • 滋賀県のカメムシ種の生息地図の作成

指導教員

樋口博也 研究室
指導教員名
樋口 博也(ひぐち ひろや)教授
専門分野
昆虫生態学,害虫管理学
キーワード
昆虫生態,作物保護,害虫管理技術,カメムシ,天敵
主な担当講義
虫と農業,応用昆虫学

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