- 教員氏名
- 石原 健吾(いしはら けんご) 教授
- 学位
- 博士(農学)
- 学歴
- 京都大・院・農学
- 専門分野
- 応用健康科学
- その他
- 日本栄養・食糧学会奨励賞、日本体力医学会 東海支部地方会 研究奨励賞
「スポーツ栄養学」を一般人の健康増進、競技者のパフォーマンス向上という両面から研究しています。
① 自転車やトレイルランニング(山岳マラソン)などエンデュランス系のスポーツは、大量のエネルギーを消費するため、栄養素の必要性が増加します。しかし多くの場合、長時間運動中の栄養素の摂取量は、消費量に満たないことを明らかにしてきました。
1)必要量に満たない補給は、競技中にエネルギー切れを起こすリスクがあります。24時間を超えるような競技中の連続血糖値変化を測定し、どのようなタイミングで低血糖が起きているのか明らかにし、その予防法について研究しています。
2)競技中にストレスなく摂取できる補給飲量、補給食として、新規な化学構造をもつデキストリンや、流動性の高い固形物の有用性について研究しています。
3)運動時の食欲の増進/低下に興味を持っています。また、これまでに見出した食欲増進作用をもつ食品成分を応用して、競技中の食欲低下や食べ過ぎ防止に利用することを研究しています。
②中強度の全身運動には、心肺機能向上や適度な筋力の増加など、有酸素運動と無酸素運動の両方の健康増進効果があります。時間のない中で、健康増進やトレーニングを効率よく行うための運動方法について研究しています。