「食」や「農」に関連する産業は、わが国および世界における重要産業であり、「持続可能社会」の実現に貢献する分野として世界的に注目されています。
また、さまざまな業種の企業が農業や食の分野へ参入するなど、社会の幅広いフィールドで、食と農の知識を備えた人材が求められています。
自動車メーカーが農業の生産管理システムへ参入。パソコンメーカーが野菜の栽培を開始。家電メーカーが農業分野の商品を開発する等の動きがみられます。
高齢化社会に伴い、食においてもシニア向けのサービスが続々と登場しています。スーパーでは単身の高齢者に向けて惣菜を各種提供。コンビニではお弁当や惣菜、日用品までを宅配するサービスを展開しています。
ITシステムで気象や肥料の記録、生育状況等をデータ化。それを解析することによって、ベテラン農家の勘に頼っていた農作業のコツをマニュアル化できるようになるでしょう。
大手スーパーや外食チェーン、食品メーカーが農家と提携して、品質の高い野菜や果物を直接仕入れる取り組みがすすんでいます。企業と農家の連携によって、農業の活性化が期待できます。
新鮮な野菜はスーパーで買うものでしたが、今やコンビニも生鮮野菜の品揃えが充実し、売れゆきが好調です。消費者の生活スタイルに応じて、野菜の流通に変化が起きています。