- 教員氏名
- 淡路 和則(あわじ かずのり) 教授
- 学位
- 博士(農学)
- 学歴
- 北海道大・院・農学
- 専門分野
- 経営・社会農学
わが国は、食料の多くを海外に依存する一方で大量の食料を廃棄しています。食品廃棄は、飢餓と飽食、環境、資源、エネルギーなど多方面にわたる深刻な問題につながります。食料の生産から流通、加工、販売、消費に至る過程の各段階で様々な形で廃棄物が出ています。なぜ食料の廃棄は起きるのでしょうか? 現場をみながら、経営経済、法制度、社会関係、心理など多角的に分析のメスを入れています。
食料の廃棄問題には、まず廃棄物の発生を抑制することが第一ですが、発生が避けられないものについては、利活用することが求められます。その方法はいろいろありますが、わが国では飼料の自給率が低いので、飼料化を優先的に進めたいところです。簡単にいえば、ひとが食べなかった部分を家畜が食べることになります。残りもの、余りものの利用ですが、研究の積み重ねで、何をどのように飼料化して利用したら良質の畜産物ができるかが次第にわかってきました。捨てられるものから高級食材を生み出すマジックのような本当の話です。
こうした食の残さを生産に活用して食品を提供するといった資源の循環は、技術だけでは成立しません。関係者が協力し合って共益関係を築くことが必要です。そのための社会科学的研究に取り組んでいます。