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Faculty of Agriculture

農学部

病態栄養学研究室

食品栄養学科

病態栄養学研究室

老化や腎臓病の進行を遅らせる食事

1)老化と腎臓病
腎臓は、大量のエネルギーを消費する臓器であり、その機能低下は慢性腎臓病(CKD)を引き起こします。慢性腎臓病患者 (CKD) は人体の老化を加速させ、 CKDの進行に伴い、老化の表現型が明らかになります。 CKDにおける栄養管理を中心に、腎臓老化を遅らせる研究を実施しています。

2)ミネラル代謝の解明
海は生命のゆりかご"と言われるが、海は穏やかな環境で生命の体を包み込み、必要な栄養素やミネラルや塩分を常に与えてくれる。生物誕生から、今の人類に至るまで、ミネラルの中でも、特に、リン酸(以下リン)代謝の全貌は、未だ解明されていません。リンの重要な代謝系の発見により、リン摂取過剰による老化促進がミネラル代謝異常により生じる事が報告されています。リンやビタミンDの制限は、老化モデル動物の表現を回復させます。食品添加物含まれるリン化合物などの老化促進や予防因子に関して研究を行なっています。

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 1)大学生における食事回数と身体組成の関連についての検討
  • 2)維持透析患者のリン管理
  • 3)慢性腎臓病に伴う FGF23誘導機序の検討

指導教員

宮本 賢一 教授
指導教員名
宮本 賢一(みやもと けんいち) 教授
専門分野
病態栄養学・腎臓内科学・基礎栄養学
キーワード
病態栄養学・腎臓内科学・食生活学・病態医科学・応用健康科学
主な担当講義
臨床栄養学・基礎栄養学・基礎栄養学実習
その他
所属学会・研究会など
日本栄養・食糧学会、日本病態栄養学会、日本腎臓学会、日本栄養改善学会、日本透析医学会 、日本腎栄養代謝研究会、日本腎と栄養代謝研究会、日本抗加齢研究会、日本 CKD-MBD研究会、米国腎臓学会 (ASN)、米国骨ミネラル学会 (ASBMR) 、国際腎栄養代謝学会 (ICRNM)
主要著書・論文
Evidence of an intestinal phosphate transporter alternative to type IIb sodium-dependent phosphate transporter in rats with chronic kidney disease Nephrol Dial Transplant 2020年
Hereditary hypophosphatemic rickets with hypercalciuria: pathophysiology, clinical presentation, diagnosis and therapy Pflugers Archiv: European journal of physiology 2019年
CKD患者におけるたんぱく質制限の腎保護メカニズム
医学のあゆみ 2020年

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