- 教員氏名
- 宮本 賢一(みやもと けんいち) 教授
- 学位
- 保健学博士
- 学歴
- 徳島大・院・栄養学
- 専門分野
- 病態栄養学、腎臓内科学、基礎栄養学
- その他
- 管理栄養士
高齢化に突入した我が国において老化を遅らせることにより健康寿命を延ばすことが求められています。特に、平均寿命と健康寿命の差を縮めることは、個人の生活の質や低下を防ぐ観点からも重要であります。老化のメカニズムや健康寿命を左右する食事組成など、「老化と栄養素」の関係を知ることの重要性が注目されています。
以下のような研究を実施しています。
ミネラルの中でも、特に、リン酸(以下リン)と老化の関係が知られている。リンの重要な代謝系の発見により、リン摂取過剰による老化促進がミネラル代謝異常により生じる事が報告されています。リンやビタミンDの制限は、老化モデル動物の表現を回復させます。食品添加物含まれるリン化合物などの老化促進や予防因子に関して研究を行なっています。
腎臓は、大量のエネルギーを消費する臓器であり、その機能低下は慢性腎臓病(CKD)を引き起こします。慢性腎臓病患者 (CKD) は人体の老化を加速させ、 CKDの進行に伴い、老化の表現型が明らかになります。 CKDにおける栄養管理を中心に、腎臓老化を遅らせる研究を実施しています。