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Faculty of Agriculture

農学部

山﨑 正幸(応用生化学研究室)

山﨑 正幸
教員氏名
山﨑 正幸(やまさき まさゆき) 教授
学位
博士(農学)
学歴
京都大・院・農学
専門分野
応用生化学、構造生物学

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生命活動に影響を与えうる新しい材料とは

私は、この大学で、今までの自分とは少し視点を変えたサイエンスに挑戦しています。それは例えば、我々のまわりに当たり前のように存在する水や空気と、生命現象の関わりに関するものです。これまで私は、生命現象が持つ不思議さ自体に興味を持ち、その仕組みの解明に取り組んできました。今は、様々な生命現象を包み込む、大きな環境の役割に興味があります。

興味の一つはウルトラファインバブル(UFB)水という、直径が約100ナノメートル(1ミリメートルの1万分の1)の微細な気泡を持つ水のサイエンスです。産業界では、その利用効果として、環境の洗浄効果、植物の成長促進などが着目されています。私は「UFB水がなぜ食物のアレルギー性を低減させるのか」「UFB水がなぜ和ばらの成長を促進するのか」というUFB水の作用メカニズムに着目した研究を行っています。UFBは水の物性に大きく影響を与える新しい材料の一つです。

そしてもう一つの興味は、我々を取り囲む空気、そこに存在する香りのサイエンスです。和ばらの香りを吸引することで、我々の自律神経活動はなんらかの変調を受けるという結果を得ています。自律神経活動は、我々自身では調節が難しい神経活動です。それを変調させる=幸せにつながる、新たな材料の可能性を多様な観点で探っていきます。

【可能な共同研究分野】
タンパク質の機能改変、薬剤デザインなど

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