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Faculty of Agriculture

農学部

鈴木 太朗(データ数理研究室)

鈴木 太朗
教員氏名
鈴木 太朗(すずき たろう) 講師
学位
修士(学術)、博士(食農科学)
学歴
東京大・院・総文、龍谷大・院・農学
専門分野
バイオインフォマティクス、公衆衛生学

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食農・健康科学×データサイエンス

人間を含めた生命、動植物にとって毎日の食事や栄養は生きていく上で欠かせないものです。人類は狩猟社会(Society 1.0)から、360回ほど太陽が昇ると自然が循環する周期があることに気づき、科学を発展させて、農業革命により農耕社会(Society 2.0)を実現させました。今日では未来社会Society 5.0が提唱され、人工知能AI、機械学習、DX、データサイエンスなどの用語にふれる機会も増えてきました。現代では毎日の食事と栄養状態、心拍、血圧、血中酸素飽和度、血糖値などの生体データをスマートフォンなどの機器で計測できるようにもなり、健康・栄養管理の高度化が進んでいます。また、1人1人は体質が違うなど、遺伝的な特性をもっています。これはDNAという塩基配列ATGCの4文字からなる30億程の文字列の並び方の違いによるもので、この遺伝子と生活習慣が関係するなどいわれており、特に食習慣との関係について着目し、将来の病気の予防に役立てる研究を進めています。個人のゲノム解析やmRNAワクチンなどゲノム関連技術が生活に直接、影響をおよぼす時代となりましたが、この大量の個人および集団のビッグデータを含め「食」と「農」の科学に関連するデータを解析し、次世代コンピュータの応用研究など、新たな技術開発によって、「SDGs持続可能な社会」の実現に貢献できるように考えています。

【可能な共同研究分野】
食農科学・医学・栄養疫学に関連するデータ解析、技術開発

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