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Faculty of Agriculture

農学部
誰かの笑顔を咲かせたい。

育てる楽しさを知り、
学問として向き合う。

資源生物科学科 4年生
株式会社コスモス薬品 内定
有田 啓一郎さん
滋賀県立水口東高校出身
小学生の頃から毎年、夏休みは鹿児島で暮らす祖母のもとへ。祖母は畑でキュウリ、トマト、ナス、トウモロコシなどの野菜を育てていて、その水やりや収穫のお手伝いをするのが楽しみでした。何より、もぎたてのおいしさは格別で、そんな経験から改めて農業を学問として学んでみたいと思いました。
大学の授業は毎日が発見でいっぱい。栽培する上でいろんな雑草や害虫の問題があること、栽培方法にもいろいろあることなど、農業全般を学んでいきました。2年生では、農学部インターンシップに参加。農業、林業、畜産業、漁業などを営む現場を一週間かけて訪ね、それぞれの仕事を体験させていただきました。道の駅では販売もお手伝いさせていただき、いろんな人に食べて喜んでもらえる農業はやはり素敵な仕事だなと感じました。このような経験を通して、農業を知れば知るほど興味が増す一方で、自然を相手にしていることもあり、安定して継続させることへの厳しさも学びました。

4年間で育まれたコミュニケーション能力を
活かせる職業へ。

このまま農業の道へ進むべきか、そんな迷いが出始めた頃、1年生の頃から続けてきたホームセンターのアルバイトで接客業に惹かれている自分に気が付きました。接客したお客様からお礼の電話をいただくこともあり、とてもやりがいを感じました。以前は人見知りだったのですが、大学で研究室に所属し、いろんな人がいる中で、みんなが心地よく学ぶために自分は何ができるかを自然と考えるようになり、そういう経験が接客にも反映したのかなと思います。
就職活動では、雑草の生育を抑える防草シートを製造するメーカーをはじめ、食品業界など多くの企業から内定をいただきましたが、やはり直にお客様と触れ合える接客業に魅力を感じて、ドラッグストアチェーン店を運営する株式会社コスモス薬品に就職を決めました。残りの大学生活は、卒業研究である「栽培方法によるイネの性質の変化」の考察に取り組みます。これまで、先生方や仲間に何度も支えられてきたので、その感謝を表す意味でも、精一杯、満足のいく卒業論文を完成させたいです。

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