Need Help?

Faculty of Agriculture

農学部
「おいしい」だけじゃない、食の豊かさを発信する。

食育で芽生えた好奇心が
学ぶ意欲につながった。

食料農業システム学科 4年生
株式会社ロック・フィールド 内定
田中 奈月さん
京都府立木津高等学校出身
私はお茶の産地、宇治田原出身。小学校では学びの一環としてお茶摘みを体験し、中学校ではお抹茶を点てるなど、お茶の文化に触れてきました。そんな環境からお茶に興味がわいて園芸科のある高校へ進学。そこで茶業を専攻して学ぶうちに農業の歴史や文化に関心が高まりました。大学進学は予定していなかったのですが、龍谷大学に農学部が新設されると聞いて、オープンキャンパスに参加。農学部というと理系なイメージでしたが、食料農業システム学科は経済や文化、歴史的な面から農業を学べると聞いて、これこそが私が学びたいことだと感じて入学しました。
先生方はグローバルに活動されている方が多く、海外でのフィールドワークの様子など、写真を用いて色鮮やかに教えてくださいます。「比較食文化論」の授業では、世界各国の食文化を照らし合わせて、その違いを学びました。国内のお茶をとってみても、高知には碁石茶、沖縄にはぶくぶく茶など、地域によって特色があることを学び、東南アジアには茶葉をお漬物のようにして食べる習慣もあることを知りました。

私自身が食育をきっかけに視野が
広がったように、食の豊かさを伝えていきたい。

印象に残っている学びは、JAの農産物直売所にご協力いただいてお客様へのアンケート調査や分析に取り組んだ「食料農業システム調査実習」です。このように、農学部の中でも理系ではない学びがしたくてこの学科を選択しましたが、農学部であることから他学科の理系の学生とも意見交換をする機会があり、広い視野で考えられるのでよかったと思います。
就職先は食に関わる企業を志望。内定をいただいた株式会社ロック・フィールドはデパ地下を中心にサラダなどの製造販売を行う企業。食材にこだわり、食の豊かさを消費者に届けたいという思いを念頭に置かれているところに惹かれました。私は営業職で、まずは店頭での販売を担当します。扱う商品には、味の想像がつかないような素材の組み合わせをしているものも多いので、その魅力を積極的に発信し、豊かな食卓づくりのお手伝いをしていきたいです。
卒業研究は、過去から現在におけるお茶の発展について考えてみたいと思っています。幼少の頃からずっと身近にお茶の文化があったので、これまでの集大成としたいです。

Request Information

資料請求