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Faculty of Agriculture

農学部

応用昆虫学研究室

農学科

応用昆虫学研究室

害虫の生態解明と管理技術の開発

滋賀県において水稲栽培の重要な阻害要因である害虫や昆虫媒介性の病害に焦点をあて、その発生生態や生理学的特性を明らかにし、総合的な管理技術に結びつけます。また、発生予測やリスク予測についての研究を展開します。具体的には、カメムシ類、イネ縞葉枯病、スクミリンゴガイなどを研究対象として、水田内や畦畔雑草での発生消長や、周辺環境における天敵などの生物相を明らかにするとともに、生活史に関する生理学的特性を知るための室内試験を行います。また、気象データや土地利用データを活用した発生予測プログラムやリスク地図の作成を行います。こうした研究は、水稲に被害を及ぼす病害虫の効率的な防除技術開発に不可欠のものです。野外調査と室内実験、データ分析をバランスよく組み合わせて研究をすすめます。

  • ヒメトビウンカとイネ縞葉枯病
  • スクミリンゴガイの越冬リスク地図

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 害虫の生態解明と管理技術の開発

指導教員

柴 卓也 研究室
指導教員名
柴 卓也(しば たくや)准教授
専門分野
植物保護学
キーワード
作物保護、害虫管理、昆虫生態、被害解析
主な担当講義
応用昆虫学、虫と農業
その他
2011年度日本草地学会研究奨励賞
主要著書・論文
1)Potential overwintering areas of the alien apple snail, Pomacea canaliculata, in Japan at its northern distribution limit. Aquatic Invasions. 2022.
2)Spread and yield loss mechanisms of rice stripe disease in rice paddies. Field Crops Research. 2018.
3)Seasonal changes in the percentage of rice stripe virus viruliferous Laodelphax striatellus (Hemiptera: Delphacidae) in paddy fields in Japan. Journal of Economic Entomology. 2016.

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