Need Help?

Faculty of Agriculture

農学部

作物学研究室

農学科

作物学研究室

作物の潜在的生産力を発揮させる生産技術の構築

食料や生産資材の流通が国際情勢によって大きく左右される中、食料自給率向上に貢献できる作物生産技術の確立が喫緊の課題となっています。このような状況を鑑みて、現在は農耕地における窒素やリンに着目して環境負荷軽減型栽培を目指した研究に取り組んでいます。具体的には、緑肥作物、食品副産物(大豆ホエイ)、バイオ炭などを活用した圃場生産力の向上に関する研究です。一方で低投入型栽培を実現するためには作物自身の養分吸収能を高めることも重要であり、現在ダイズの低リン耐性強化に向けた研究にも取り組んでいます。今後は、イネ・ムギ・ダイズの3年4作体系においてイネと比較して遅れているムギやダイズの有機栽培に関する研究、水田におけるメタンや畑圃場における亜酸化窒素の排出抑制を図る研究に取り組み、みどりの食料システム戦略に掲げられた2050年の目指す姿の実現に貢献したいと考えています。フィールド科学に興味がある皆さん、是非一緒に研究しましょう。

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • ダイズの低リン耐性を向上する生理学的機序:生育相別のリン獲得・利用機構の基盤構築
  • 化学肥料の代替利用に向けた食品副産物大豆ホエイの利用技術開発
  • 化学肥料使用量の削減に向けた根菜類の栽培における緑肥ヘアリーベッチのリレー間作導入効果
  • 大阪府八尾市のエダマメ圃場における土着根粒菌の多様性と優占根粒菌の接種効果
  • 硝化制御による農耕地土壌からの窒素損失削減に向けたBrachiaria humidicolaの緑肥利用に関する研究

指導教員

松村 篤
指導教員名
松村 篤(まつむら あつし)教授
専門分野
作物生産科学
キーワード
環境保全型農業、作付け体系、窒素・リン循環、共生微生物
主な担当講義
食の循環実習、作物学Ⅰ、作物学Ⅱ

Request Information

資料請求