美しい花や花の香りは私たちに憩いの空間を与え、生活を豊かにしてくれます。花卉園芸学研究室では、植物組織培養技術などを利用して貴重な植物の増殖・保存や主に観賞用植物を対象として新しい植物を作り出す研究を行なっています。中国から600年以上前に渡ってきたと考えられている三倍体センノウの起源の解明と育種への利用に関する研究のほか、国の天然記念物に指定されている「荒川のカンヒザク」や絶滅の危機に瀕しているラン科植物の増殖・保存に関する研究に取り組んでいます。さらに、ユリ、チューリップ、クリスマスローズなどの新品種育成にも取り組んでいます。