
農学部の島教授は、京都・大文字山で野生酵母を採取。植物の花や樹液のほか、昆虫やハチの巣など約400種類から10数種のパン酵母を分離。その中で2種の大文字山酵母を使って地元企業・アンデと食パンを共同開発した。
私たちも地元に貢献したいという想いがあり、京都らしいイメージの出汁食パンを作ろうとしていました。しかし、今までの酵母だと、出汁のようなパン本来の材料以外のものが入るとうまく発酵しないことが多いんです。原因は酵母を通常よりも多く入れないといけなかったため。そこで、これは酵母から造らないといけないと思い、産業技術研究所へ相談に行って、先生を紹介していただきました。
リピーターが多いです。当社では、この日にはこのパンしか焼かないというやり方で、受注を受けた分しか作らないのですがたいへん好評です。下鴨神社で開かれたパンのイベントでも大好評で、長い行列ができてわずかな時間で完売しました。この酵母で造るととにかくおいしいです。私自身、毎日食べて感動しています。
