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Faculty of Agriculture

農学部

地域農業・環境経済学研究室

食料農業システム学科

地域農業・環境経済学研究室

地域の自然を活かした持続可能な農業・農村

ゼミでは、地域の自然資源を活かし、農業や農村が有する多面的機能を維持・発揮しながら、地域の持続可能な発展を実現するための制度・政策について調査・研究します。農業・農村の現場に目を向けると、無秩序な農地転用、農地汚染、石油依存、耕作放棄、過疎化、獣害など、都市地域から山間地域まで、様々な課題が山積しています。他方、これらの地域には豊かな自然に基づく地域資源があり、市民農園、アグリツーリズム、農福連携、環境保全型農業、田園回帰やジビエの活用など新たな取り組みが見られます。問題の本質を冷静に見極め、各地の先進事例を基に課題の解決策を見出す研究が求められています。本研究室では、具体的な事例に関するフィールドワーク(インタビュー、アンケート、資料収集、観察等)を通じて、問いを設定する、手法を検討する、データを収集・分析し結論を導くといった一連の作業を、教員や他の学生との協同作業で進めて行きます。

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 里山と農業のつながりを取り戻す取り組み
  • 集落共有林を活用した獣害対策
  • 市民農園による都市農地の保全と活用
  • 農業・農村での多様な働き方の創造

指導教員

嶋田 大作 准教授
指導教員名
嶋田 大作(しまだ だいさく) 准教授
専門分野
環境経済・政策学・地域農業経済学・自然資源管理・コモンズ研究
キーワード
地域農業、農村、環境、自然資源、過少利用、持続可能な発展、コモンズ
主な担当講義
地域農業経済論・くらしと経済
業績
環境経済・政策学会 奨励賞 “External impacts on traditional commons and present-day changes: a case study of iriai forests in Yamaguni district, Kyoto, Japan,” International Journal of the Commons(2015年9月)
主要著書・論文
【論文】
○「九州自然歩道の利用者特性と環境意識―訪問者を対象とした現地実施・現地記入のアンケート調査を基に―」嶋田大作, 日和佐楓、林業経済研究 65(1) 72 - 80 2019年3月
〇‘The tragedy of the commons’ by underuse: Toward a conceptual framework based on ecosystem services and satoyama perspective, Kentaro Miyanaga, Daisaku Shimada, International Journal of the Commons 12(1) 332 - 351 2018年
〇Multi-level natural resources governance based on local community: A case study of semi-natural grassland in Taroji, Nara, Japan, Daisaku Shimada, INTERNATIONAL JOURNAL OF THE COMMONS 9(2) 486 - 509 2015年9月

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