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Faculty of Agriculture

農学部

情報生物学研究室

生命科学科

情報生物学研究室

大量のデータから生物を理解する

生物が実際に生きている農地や自然生息地などの実環境では、環境が非常に複雑に変動します。このように複雑に変動する環境下での生物の応答は、その取り扱いにくさからこれまで分子生物学では扱われてきませんでした。しかしながら、生物の真の姿を知り、応用するためには、実環境下での振る舞いの理解が不可欠です。そこで我々は主に植物を材料に、実環境で何が起こっているのかを理解し、予測し、制御することを目指しています。そのために、網羅的計測手法、情報科学的手法、気象データとの統合解析など、様々な技術を駆使して取り組んでいます。

もうひとつのテーマとして、驚異的なまでに多様な生物の姿の解明に、我々の技術を役立てることがあります。例えば、独自に開発したウイルスの網羅的検出手法を用いて、野生植物内の植物ウイルスの探索を行っています。これまでに、農作物に深刻な被害を与えるウイルスが、野生植物では病気を起こさず植物と共存していることなどを明らかにしました。また、農作物はもちろん、野生植物や魚類、昆虫、真菌類(キノコ・カビ)にいたるまで、様々な分野の専門家との共同研究を通じて、この脅威の多様性の解明に取り組んでいます。

  • 研究員と議論しているところ

所属学生研究テーマ・分野(例)

  • 未定

指導教員

永野惇 研究室
指導教員名
永野 惇(ながの あつし) 教授
専門分野
植物分子生物学、情報生物学
キーワード
トランスクリプトーム、ゲノム、統計、気象、データマイニング
主な担当講義
植物ゲノム情報学Ⅰ、基礎化学実習、農学基礎実験B
その他
文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2014年)
Webサイト
http://ps.agr.ryukoku.ac.jp/naganolab/

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