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農学部・研究室について

特徴的な取り組み

食の循環実習

龍谷大学農学部では、1年次より「食の循環実習」を必修科目として導入しています。栽培から収穫、加工、販売、消費、そして廃棄物の再利用に至るまで、食の流れを実体験することで、持続可能な社会の構築に向けた視点を育みます。4学科合同で行うこの実習は、学際的な協働を促し、農業の現場と科学的知見を結びつける貴重な学びの場となっています。

製品開発プロジェクト

企業との連携による「製品開発プロジェクト」は、学生が社会課題に向き合いながら、食品や商品を企画・試作する実践型学習です。ハウス食品やローソンなど多様な企業と協働し、アイデアが実際に製品化されることもあります。マーケティングや開発の過程を通じて、創造力と課題解決力を養い、社会との接点を実感できる貴重な経験となっています。

海外農業体験実習

「海外農業体験実習」では、タイやハワイなどの農業現場を訪問し、国際的な視野と語学力を育成します。現地の大学や農業関係者との交流を通じて、文化的背景や地球規模の食料問題への理解を深めることができます。事前学習から現地実習、事後報告まで一貫したプログラムにより、グローバル人材としての素養を高める機会を提供しています。

アグリDX人材育成事業

龍谷大学では、農学部と先端理工学部が連携し、デジタル技術を活用した「アグリDX人材育成事業」を推進しています。農場に設置されたIoTセンサーやクラウドシステムを活用し、環境データをリアルタイムで収集・分析。学生は、データに基づいた農業の意思決定や課題解決に取り組むことで、低炭素社会の実現に貢献するデジタルスキルとマインドを身につけます。持続可能な農業の未来を切り拓く人材の育成を目指して、地域や産業界との連携も進めています。

生命科学セミナー(生命科学科)

生命科学セミナーは、龍谷大学農学部生命科学科教員が企画する不定期開催の課外セミナーです。「食」や「健康」など我々の生活を支える生命科学は非常に進展の早い分野でもあり、授業や実習での学びのみにとどまらず、最先端の研究現場の話題に触れることが重要です。幸い、生命科学科の教員は植物・微生物・動物など幅広い分野で活躍しており、産官学問わず、さまざまな研究者の訪問を受けています。そこで、そういった機会に、学外の専門家から学生や教職員向けに最先端の話題提供をして頂く場として生命科学セミナーを開催しています。「食」や「健康」を支える生命のしくみを学ぶ学生らに対して、各界の研究開発の最先端に触れる場を提供することで、社会課題をも認識し、農業・医薬・環境分野など幅広い進路に対応できる力を養います。

農業技術検定(農学科)

龍谷大学農学部農学科では、農業技術検定の受験を推奨し、学生の技術力と知識の向上を支援しています。検定は1級から3級まであり、作物・野菜・果樹・畜産・食品など幅広い分野の知識を問われます。大学では、検定に向けた講義や実習を通じて基礎力を養い、受験料の補助制度も導入。検定取得は、農業分野での専門性を証明する手段として、就職や進学にも役立ちます。農学科では、こうした資格取得支援を通じて、実践力ある人材の育成を目指しています。

管理栄養士養成(食品栄養学科)

食品栄養学科では、農作物の栽培・収穫・加工・流通といった「食の循環」を理解したうえで、人の健康を支える栄養学を学びます。管理栄養士国家試験の受験資格が得られるカリキュラムを備え、専門科目に加えて実験・実習・地域連携活動を通じて実践力を養成。医療・福祉・教育・食品産業など多様な分野で活躍できる人材を育てることを目指しています。国家試験合格率も高く、教員による手厚いサポート体制が整っています。

食料農業システム実習(食料農業システム学科)

食料農業システム学科では、講義で学んだ「食と農の社会的しくみ」について現場で体験的に理解する、「食料農業システム実習」を展開しています。学生が、滋賀、京都、香港、ラオス、ドイツなどの地域を訪れ、その地のコミュニティや農業関連団体、企業などへのフィールドワークを実施。調査・分析・発表を通じて、学生の実践力を養います。SDGsや地域活性化にもつながる学びとして、社会科学的な視点を深める重要な機会となっています。

研究室紹介

農学部・農学研究科の各研究室の研究内容や指導教員の情報をご覧いただけます。

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