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アグリDX 人材育成事業

アグリDX人材の必要性

アグリDX人材が必要となる背景

国内農業者の高齢化や労働力不足は年々進んでおり、社会変化に対応しつつ、農業を成長産業にするためにはデジタル技術を活用し、生産から流通・加工、販売等の変革を進め、生産性の向上を図ることが不可欠となっています。

単位:万人、歳

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
基幹的農業従事者 175.7 158.6 150.7 145.1 140.4 136.3 130.2
うち女性 75.1 65.6 61.9 58.6 56.2 54.1 51.2
うち65歳以上 114 103.1 100.1 98.7 97.9 94.9 90.5
平均年齢 67.1 66.8 66.6 66.6 66.8 67.8 67.9
65歳以上の比率 64.9% 65.0% 66.4% 68.0% 69.7% 69.6% 69.5%

(出典:農林水産省 農林業センサス)

令和2年3月に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画(食料・農業・農村基本計画:農林水産省 (maff.go.jp))」においては、発展著しいデジタル技術を活用したデータ駆動型の農業経営によって、消費者ニーズに的確に対応した価値を創造・提供する農業への変革 (FaaS(Farming as a Service))の実現に向けて、その羅針盤となる見取り図が必要とされており、これを踏まえ令和3年3月25日に「農業DX構想(「農業DX構想」の取りまとめについて:農林水産省 (maff.go.jp))」が取りまとめられました。

また、日本の温室効果ガス(GHG)の排出量12.12億トンの内、3.9%(約4,747万トン)が農林水産分野※であり、我が国が掲げる2050年の脱炭素社会の実現のためには、農業分野における脱炭素化に向けた取組は、喫緊の大きな課題といえます。

(出典:温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)2019年度データ)

本取組で養成する人材

農作物の「生産」と6次産業化を推進する「加工」の分野において、デジタルマインド・スキルを活用して、低炭素社会の実現を視野にいれた「環境保全」に立脚した「作物生産」と「食品加工」の領域を実際に担える人材、それらの技術基盤を構築する人材、これらデジタル化の技術や考え方を地域社会や産業界に広く普及できる人材を養成します。

本取組で身につけさせたい能力

主に以下4つの能力の修得をめざします。

「食の循環実習Ⅰ・Ⅱ」では、作物の生育、収量、気象環境、土壌理化学性に加え遺伝子発現量、eDNA変化等の数値、画像、テキストのデータを網羅的に収集、蓄積できる能力
「総合演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の「加工」に関する実習では、発酵微生物の増殖、栽培条件がタグ付けされた原料の製造過程での変化、廃棄量等のデータを同様に収集、蓄積できる能力
上記いずれの実習においても、クラウド上に蓄積されたこれらのデータを整理し、可視化できる能力と各データ間の関係性を解析できるデジタルスキル
作物生産や食品加工において、これらの解析結果に基づいた技術開発(データ駆動型生産技術、加工技術)を志向できる産業デジタルマインドとその地域や産業界への展開力

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