農学部での「学び」と「つながり」から広がる未来

龍谷大学農学部1期生の卒業が2019年3月。それから多くの学生たちが、社会へと巣立っていきました。「食」や「農」に関連した職業に就いた方、まったく異なる分野に進まれた方、そして、現在も大学院で学びを深めている方など、皆様さまざまなフィールドでご活躍されています。今回は、そんなOB・OGの方々にお集まりいただき、学生時代に得た「学び」や「つながり」が、現在の仕事や生活にどう影響し、どのような支えとなっているのか、当時の思い出を振り返りながらお話しいただきました。
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田仲陽さん
養蜂家 有限会社瀬尾養蜂園勤務プロの養蜂家としてミツバチを飼育し、蜂蜜を採取して販売。また、ミツバチの管理だけでなく、作物の受粉に利用するためのミツバチの貸し出しなどをおこなっている。
- 龍谷大学農学部 植物生命科学科(現:生命科学科)2019年度卒業 (古本研究室)
- 農学研究科修士課程 農業生産科学モデル 2022年度修了(古本研究室)
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竹林聡史さん
守山びわっ子農園経営滋賀県守山市にて農園を運営し、主にトマトとイチゴを栽培(栽培面積:トマト4000㎡、イチゴ3000㎡)。今年は、トマト・イチゴ以外に、レタス、サツマイモ、タマネギなどの露地野菜にも挑戦している。
- 龍谷大学農学部 資源生物科学科(現:農学科)2019年度卒業(玉井研究室)
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本山結恵さん
京都医療センター勤務管理栄養士として病院に勤務しながら大学院に進学、博士号取得を目指す。仕事では、病院給食の献立作成や入院中の患者さんへの栄養管理など、患者さんの治癒・健康改善につながるサポートを食事・栄養面からおこなっている。
- 龍谷大学農学部 食品栄養学科(管理栄養士養成課程)2019年度卒業(宮崎研究室)
- 農学研究科修士課程 食品栄養科学モデル 2021年度修了(楠研究室)/博士課程在学中(楠研究室)
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中地胡桃実さん
財務省近畿財務局勤務財務省近畿財務局大津財務事務所に勤務。入省1年目は、滋賀県内の経済動向を調べる経済調査に従事し、2年目からは、市町などの地方公共団体への融資・貸付業務などを担当している。
- 龍谷大学農学部 食料農業システム学科 2023年度卒業(淡路研究室)
皆さんが、龍谷大学農学部に入学した理由をお聞かせください。
田仲 僕はもともと散髪屋さんになりたかったんです。でも、高校生のときにそれを両親に伝えたら、「この学歴社会の中で、お前は大学にいかへんのか!」と怒られて。高校生なりに調べて説得したんですけどダメで。「大学へ行くなら学費は出してあげるけど、大学へ行かないなら勝手にせい!」と。
それで、親が大学へ行けと言うなら行っとこうかなぐらいの気持ちで。だから龍谷大学に入ったけれど、そんなに大した理由はないんです。
農学部を選んだのはなぜなのでしょう?
田仲 大学へ行くとなったときに、自分が興味を持てるものは何かなと考えたんですよね。そこで思い浮かんだのが“生き物”。何でもよかったんですけど、生き物のことならまだ興味を持てるかなというので、受験したのが経緯です。

そこから卒業して、なぜ散髪屋さんにならずに養蜂家に?
田仲 僕は古本先生の研究室にいたんですけど、先生の専門が植物で。最初に研究室に配属されたときに、「僕は植物の研究に興味がないから、違うことをやらせてほしい」と伝えたんです。そしたら当然「はあ?」と(笑)。でも、その後に、植物が嫌なら、虫のことで何かできないかと考えてくださったんです。それで、「昔、ミツバチを飼っていたことがあるから、それなら少し教えてあげられるし、やってみないか?」と言ってくれて。
それからミツバチを飼い始めたら、どっぷりハマってしまって、「散髪屋さんじゃない。俺は蜂屋さんとして生きていくんだ!」と。それで卒業して、蜂屋さんをしているという次第です。
本山 私の入学の理由は、もともと食べることが好きっていうのがあって、管理栄養士という仕事があるのを知ったんです。管理栄養士になるには、国家資格を取る必要があるのですが、そういう試験を受ける人のための養成課程がある大学のことを、高校の担任の先生に教えていただいて。ちょうど公募推薦の締め切りに間に合うのが龍谷大学だったので、この大学に決めました。

中地 私は高校生のときに理系を選択していて、生物がすごく得意だったんですけど、生物と数学で受験できる大学を探したら、龍谷大学の農学部が出てきて。それが受験したきっかけです。
でも、将来お野菜を育てたりしたいわけじゃないし、流通や経済学の分野も学べる学科のほうが興味があるなと思って、食料農業システム学科を受験しました。
公務員試験を受けることは以前から考えていたのでしょうか?
中地 今の仕事に就きたいと具体的に考えるようになったのは、大学に入ってからです。
私は、昔からずっとやりたいことがないのが悩みだったんです。高校も、ただ受けやすいという理由で選んで、大学も、生物の知識を使って受験できればという理由で農学部に入って。入学してからも、特に将来就職したい企業もないなと思っていたときに、無難に公務員になるのもいいかなと思ったんですね。そんなときに、ちょうど公務員講座があったので申し込んでみたんです。そうやって公務員試験を受けると決めてから、いろんな説明会などに行ってみたら、近畿財務局の雰囲気がよくて、こういう仕事ならしたいかもと思えたので、そこを第一志望にして本格的に勉強を始めました。
竹林 私が農学部に入学したきっかけは、祖父が農業をしていて、もともと⾷に興味があったからです。実は、農学部入学前に1年間ほど農業法人にお世話になっていたのですが、そこで実際に働き、栽培に携わる中で、就農を目指す心が固まりました。
「地元の滋賀で独立就農をする」と目標が定まったときに、栽培の知識だけでなく、育種や流通・加工のことなど、視野を広げて農業に関わるさまざまな知識を身につけなくてはと強く思って、先生方の論文なども拝見する中で、「滋賀県で植物に力を入れていて、ここならしっかりと研究ができる」と思えた大学が、龍谷大学だったんです。
龍谷大学農学部での、印象深かった学びなどについて聞かせてください。
竹林 私は将来、トマト農家になりたいと思っていたので、在学中は、トマトに関するあらゆる知識と技術を身につけようと思っていました。だから大学生活では、とにかく現場と研究室を行き来していましたね。

特に印象に残っているのは、3年生のときに、植物栄養学の研究室である玉井先生のご指導のもと、トマトを作ってらっしゃる大津市の農家さんのところで卒業研究をさせてもらったことです。
トマトを作る農家で今一番困っている高温障害というものがあるのですが、それに耐えうる農業資材を使って、本当に効果があるのか、科学的データをとりながら検証していく研究に没頭していました。
中地 私は、淡路ゼミに所属していたんですけど、淡路先生のゼミでは、実際に外に出て学ぶことが多かったんです。
私の代からは和紅茶についての活動が始まったのですが、福岡や熊本に行って、実際に和紅茶を販売したり、生産者の方たちとも会って、自分でお茶の葉っぱを採って乾燥させ、茶葉を作る体験もさせてもらいました。そんな感じで、実際に自分で体験して生産や流通について学習できたのが、とてもよかったなと思っています。

本山 私は食品栄養学科出身なんですけど、印象深かった学びというと、調理実習で、学童期や幼児期向けにアレルギー対応の食事を作るという授業があったんです。
卵や牛乳、小麦などの三大アレルゲンと言われる食材を除いて食事を作るという実習なのですが、例えば、卵を使わずに親子丼を作る課題があって。親子丼なので本来なら卵を使うじゃないですか。でも卵は使えないので、代わりにカボチャを卵黄っぽく、すりおろしたヤマイモを卵白っぽくしたりして作ったんです。もちろん今考えると、栄養価は全然違ったりするんですけどね。

でも、アレルギーのある子どもたちが見た目だけでもみんなと同じものを食べられる、“代替食”というものにすごく興味が湧いて、その後、大学院で食物アレルギーを研究する道に進んでいるんですけど、そういう経験ができたのがすごくよかったと思っています。
竹林 同じものを食べていると思えたら、疎外感を感じることもないですもんね。素晴らしい。
田仲 僕が印象に残っている学びで言うと、皆さん聞いたことはないかもしれませんが、今、世界中でミツバチが消えてしまうという現象が起こっているんです。
それが、ミツバチに寄生する「ミツバチヘギイタダニ」というダニのせいだと言われていて、当然その対策も考えられているのですが、その感染状態が、僕たちプロでもわからないんですよ。
感染して末期になれば誰が見てもわかるんですけど、感染し始めているのか、そうではなくまだ大丈夫なのか、わからないので何となくの感覚で、「これはいける」「これはダメ」と判断することになるのですが、感覚なんて伝えようがないし、これでは後継者が育たないなと。
だったら、環境DNA技術というものを使って、僕が数値化してやろうと思ったんですね。
そこで、巣箱の中の空気を採取して、その空気中にダニのDNAがどのくらいあるかでダニの増殖を判定できる技術をつくろうと実験していたんです。
古本先生は、特にそういう分野が得意だったわけではないのですが、「思ったことを好きにやってみたらいい。失敗してもいいから」と常に言ってくれました。そんな後押しもあって思い切り実験できたことが今も自分の糧になっています。
その研究は完成したのでしょうか?
田仲 その実験を続けるために大学院に進学したんですけど、実はやっていくうちに、それらのデータや技術が使いものにならないとわかって挫折しました。
最終的には「ミツバチの衛生行動」という、全然違う研究をして卒業したんですけど、それでもいい思い出ですね。

学生時代に学んでおいてよかったこと、逆に、学んでおけばよかったと思うことを教えてください。
本山 臨床栄養面とか人体の構造の講義をもう少ししっかり頭に入れておいたらよかったなと今になって思います。いや、当時も真剣に聴いていたんですけどね。
あと、よかった面としては、龍谷大学は国試にすごく力を入れていて対策講座も豊富にあったので、国試を受けた身としては、そういうのがあって本当によかったと思います。
田仲 今思うと、蜂蜜についてのことを、もっとちゃんと勉強しておけばよかったと思いますね。
一度学者さんがうちの蜂蜜を買いに来られたことがあって、蜂蜜の成分についていろいろ聞かれたのですが、まったくわからなくて。「もっと勉強したほうがいいよ」と言われて傷ついたというか、おっしゃる通りだと思ったことがあったので。
中地 公務員試験って、経済学や法律の知識が結構必要になるんですけど、食料農業システム学科の学びに必須な科目として、「ミクロ経済学」「「マクロ経済学」というのがあって、それを受けていたので、テスト勉強も有利にスタートできたのがよかったですね。経済学は、今の仕事にも生きているなと感じるので、学生の時に学べてよかったです。

竹林 トマトを収穫するまでの植物生理や管理の仕方は、在学中に勉強し尽くしたつもりなんですけど、収穫してからの保管や貯蔵についての知識が不足していた部分があって。それを専門的に研究されているウェンダコーン先生の「収穫後生理学」という授業を結局取らなかったんですよね。自分は3年生までに全授業を取り終わっていたので、4年生は早く現場に行きたくて、週6で農場に働きに行っていたので。
ウェンダコーン先生の授業と現場での経験を天秤にかけて、現場を選んだということなんですけど、いざ開業してトマトを売るとなったときに、いかに品質を落とさずにお客さんへ届けられるかという知識が足りていなかったんですよね。
今、仕事が終わった後に、大学時代の教本などを取り出して勉強はしているんですけど、自分だけでの勉強では限界があるので、在学中にもっと積極的に専門家である先生の研究室にお伺いして、たくさん質問しておけばよかったという後悔はあります。
龍谷大学農学部の特徴的な授業である「食の循環実習」について、どのような印象をお持ちですか?
田仲 どの学科でも、一回農業に触れてみるって大事だなと。僕らの学科は外に出ることが少なくて、農学部にいても、研究材料に使う小麦がどうやって育つかを知らない人もたくさんいたから。言い方は悪いですが、実際に農業に触れる場を無理矢理にでも提供してもらって、学ばせてもらえたのは、結構大事だったなと今になって思いますね。当時は、「いろんな学科に友だちができたらええなぁ」ぐらいしか考えていませんでしたけど。
あの実習で違う学科の友だちができて、卒業後にその友だちの紹介で竹林くんともつないでもらったんですよね。そのご縁で、竹林くんとは一緒に仕事もさせてもらったし、他学科の友だちとのつながりって後々思わぬところで生きてくるので、本当にいい実習だったなと思います。
中地 食の循環実習の後、発表会はありました?私たちのときは実習の後、なぜうまく育ったのか、または、なぜ育たなかったのか、班ごとに振り返って発表する機会があったんです。
そのとき私は班長をしていたのですが、よい発表順に表彰があって賞状をもらいました。そんなに大した順位ではないですが、すごく楽しかった思い出として覚えています。
竹林 すごいな。今でもそのメンバーと仲はいいの?

中地 はい。班が違う学科の子とも、今でも飲みに行くぐらい仲がいいです。1年目からコロナ禍だったので基本的に人と会うことがなくて、みんなと会えるのが2週間に1度の食の循環実習だけだったので、より絆が深いのかもしれません。他は全部オンライン授業みたいな感じだったので。
本山 食の循環実習といえば、うどんかな。あれが強烈に印象に残っています。

竹林 懐かしい。小麦から作ったやつ。
田仲 足で踏んでね。僕が作ったやつは全然おいしくなかった。素人が作る麺ってやっぱりこうなんだと思って食べた記憶がある。
本山 それは本当に。さすがプロは違うなと。
中地 学校で作ったんですか?たぶんコロナ禍だったからだと思うんですけど、私たちは持って帰って家で作りました。友だちの家でドンドンとやって自分の包丁で切って。
竹林 それも楽しそうやな。
農学部・農学研究科での学びや経験が、今の仕事や生活にどう影響しているかをお聞かせください。
竹林 卒業後、農園を運営するにあたって、絶対に品質がいいものを作りたいと考えていたのですが、いい品質の作物を作るためには、天候や病害虫の状況、その他にもいろんな要因があるんです。
その一つ一つの要因、例えば、天候なら「農業気象学」、病害虫なら「応用昆虫学」や「昆虫生態学」など、いろいろなことを授業で学ばせていただきました。
また、ゼミの玉井先生には、肥料の吸い方など、そういう部分の生理学もたくさん教えていただいて、それらの知識を使って、土壌に何が足りてないか、どの肥料を多く効かせばトマトがおいしくなるのか日々試行錯誤していますので、学んだこと全部が今の農業に生かせていると思っています。
中地 私は今、農学とは全然違う仕事をしていますが、先ほど言った経済学や流通についての知識は意外と生きているなと感じています。
先日も、経済調査の仕事で、滋賀県内の卸業者の方から話を聞く機会があったのですが、大学で食品の流通について学んでいたため生産と卸の流れがイメージできて、ヒアリングの内容がすんなり理解できたことがありました。
仕事で農学系の知識をガッツリ使うことはないですが、農学で得た知識を通じて社会の流れや仕組みを見ることができるので、そういう基礎となる部分が学べてよかったと思います。

本山 私も学んだことをそのまま生かせる仕事に就いているので、龍谷大学での学びがすべて役立っていると言えますね。
また、食品栄養学科は、「国家試験合格!」というのが、一本の大きな柱としてあるのですが、国家資格のために取らなきゃいけない講義を確実に取りつつ、その他に自分が学びたい授業を選択していくと、けっこうギチギチなスケジュールになって、同期と不平不満を言いながら頑張ったのも、今ではいい思い出になっています。
そういう学びを得て、今の仕事ができていることに感謝していますし、龍谷大学に通っていてよかったなと思います。
田仲 僕も龍谷大学で得たものすべてが、仕事に生きていると感じています。
例えば、米農家さんなどでは、稲などのカメムシ対策に薬を使うんですけど、その薬がかかるとミツバチが死んでしまうんですよね。でも、食の循環実習で、実際に米を育てた経験があるから、これぐらいの時期になったら薬を撒くんだなというのがわかって事前に対処できたりします。
また、イチゴ農家の方々はイチゴがどんな状態のときにミツバチを借りてくれるのだろうとか、わからないことがあれば、ご近所の農家さんに質問するのですが、実際に作物を育てた経験があるからこそ理解できることがあるんですよね。

最後に、これからの農学部・農学研究科に期待することや後輩たちに向けてのエールをお願いします。
田仲 龍谷大学の農学部は、自分がやりたいと言えば何でも用意してくれる環境が整っています。僕だって、「植物は嫌、ミツバチを飼ってみたい」と言ったら、場所も道具も用意してくれましたから。
だから、少しでもやりたいと思うことあったら、まずは一回やってみてください。もし、やりたいことがなくても、目の前にあることを一生懸命やっていたら、それがやりたいことに変わるかもしれないので、とにかくチャレンジしてみてください。
本山 食べることって万人共通で、生きるうえで不可欠な行為でもあります。では、実際に何を食べたらよいのか、食事のバランスはどうやってとればいいのか。そういうことを学べるのが、食品栄養学科の魅力の一つだと思います。
今の時代はSNSでも、この食品が健康にいいとか美容にいいとか、情報が溢れていますよね。それって本当にいいのかもしれないけど、どれくらいの量ならいいのか?それだけ食べ続けていいのか?自分で判断できないのって少し恐くないですか。
だから食品栄養学科の皆さんには、国家資格を取得するしないに関わらず、今後の自分や周りの人の健康、そして人生の助けになると考えて、ぜひそういった勉強も頑張ってほしいと思います。

中地 私は淡路先生のゼミに入って、いろんな場所に連れていってもらって、体で感じて学ぶことがすごく大事だなと教えられたので、在学生の皆さんには、自由参加でもできるだけ自分から参加して頑張ってほしいなと思っています。
在学中に公務員試験を受けると決めてかなりの勉強量が必要だったので、ゼミ室に毎日通って朝から夜まで勉強していました。そんなときも淡路先生は、「ゼミよりそっち優先で頑張ってね」とうまくフォローしてくれて、それがとても助けになっていたので今でも感謝しています。ありがとうございました。
竹林 近年、夏に大変暑い日が続き、スーパーでも野菜が高騰して消費者が野菜を買いにくくなっていますよね。実は年々、野菜が作りづらくなっていて、就農者は大変な危機に直面しています。
農学部には、これまで培われた企業・自治体とのつながりや、大学ベンチャーなどとのタイアップを利用して、暑い時期の野菜栽培を手助けしてくれるような農業資材の開発や共同研究を進めていただけるとありがたいですね。そしてそれが、困っている就農者たちの助けにつながることを期待しています。
在学時、各研究室の先生同士の仲がとてもよいなと感じていました。そういう農学部であれば、学科の垣根を超えて、企業や自治体と新しい価値を創造していくことができるのではないかと思っています。

農学部でいろんなことを学ばせていただいて、先生方には感謝しかないです。学びたいことが多すぎて、正直に言うと4年間では足りなかったと思っているんですけど。
でも、先生方や同期とのつながりであったり、現に今も田仲君と関わりがあるし、農学部で得られたことすべてが自分の財産です。本当にありがとうございました。
以上で今回の座談会は終了です。皆さん本日はお忙しい中ありがとうございました。
