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Faculty of Agriculture

農学部

米森 敬三

米森 敬三(よねもり けいぞう) 教授
教員氏名
米森 敬三(よねもり けいぞう) 教授
学位
農学博士
学歴
京都大・院・農学
専門分野
園芸科学

甘ガキか渋ガキかを決定する要因を解明する

カキは古くから日本で栽培されてきた果樹です。私はこのカキの甘渋性に関する研究を大学院の学生時代から続けています。カキには甘ガキと渋ガキがありますが、果実が小さいときには甘ガキでも渋ガキでも強い渋味を持っています。この渋味が甘ガキでは果実が生育するに従って、樹上で自然になくなってきます。甘ガキには、種子がある場合だけ渋味が消失する「不完全甘ガキ」と、種子があってもなくても渋味が消失する「完全甘ガキ」があります。「不完全甘ガキ」は種子がない場合には渋ガキとなりますので、商業栽培には「完全甘ガキ」のメリットが大きく、良品質の「完全甘ガキ」品種が求められています。私はこの「完全甘ガキ」がなぜ自然に渋味がなくなるのかについて研究し、「完全甘ガキ」は果実発育初期に渋味の生成能力を消失した突然変異体であることを示しました。また、この突然変異は日本で出現し、完全甘ガキ形質は一遺伝子座によって制御されている劣性形質です。しかしながら、最近、中国の羅田県で新たに発見された中国の「完全甘ガキ」品種の完全甘ガキ形質は、日本のそれとは異なる遺伝子座によって制御されている優性形質である可能性を明らかにしました。現在、これらの二つのタイプの「完全甘ガキ」形質を制御している機構を解明するための研究を進めています。

  • 完全甘ガキ(種子の有無にかかわらず褐斑が少なく、渋味もない)
  • 不完全甘ガキ(種子がないと褐斑ができず、渋味も消失しない)
  • 中国の羅田県の田圃に植栽されている中国の「完全甘ガキ」
【可能な共同研究分野】
果樹の新たな品種開発

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