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Faculty of Agriculture

農学部

奥野 哲郎

奥野 哲郎
教員氏名
奥野 哲郎(おくの てつろう) 教授
学位
農学博士
学歴
京都大・院・農学
専門分野
植物保護科学(植物病理学、植物ウイルス学)
その他
日本植物病理学会賞(H20年)

ウイルスから生命を考える

ウイルスは地球上のあらゆる生物に存在し、農作物の重要病原体の一つでもあります。一方、ウイルスは生物進化で重要な役割を果たしているということも知られています。それでは、ウイルスとは何者なのでしょうか?生物でしょうか、無生物でしょうか?生物と呼ばれるには、少なくとも、境界膜に囲まれている、境界膜の内と外で物質やエネルギー交換をして自己を維持する機能を持っている、複製して子孫を作れる、ただし、突然変異が可能で親とは少しは違う子孫を作れるなどの要素を満たす必要があります。一方、ウイルスは自分に適した生きた細胞では複製して、子孫を残すことができますが、細胞の外では核酸とタンパク質からなる単なる物質です。定義に従えば、ウイルスは生物とはいえません。ウイルスがどのように植物細胞の中で複製して子孫を残すのかを研究しています。ウイルスは、自身が情報として持つ少数のタンパク質を用いて細胞タンパク質を自由自在に操り、細胞を自分に都合のよいように改変して増殖しますが、同時に細胞のホメオスタシスを可能な限り乱さないように努力し、進化してきた生命分子と考えられます。ウイルスが生き残るためには宿主との共存が不可欠です。人類も平和共存を望むならウイルスから学ぶことも多いかもしれません。

  • レッドクローバーネクロティックモザイクウイルス粒子とタバコモザイクウイルス粒子の電子顕微鏡
  • ジェミニウイルスに感染したヒヨドリバナのモザイク葉の写真
【可能な共同研究分野】
農薬開発

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