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Faculty of Agriculture

農学部

畑 信吾

畑 信吾
教員氏名
畑 信吾(はた しんご) 教授
学位
理学博士
学歴
京都大・院・理学
専門分野
応用分子細胞生物学、作 物生産科学
その他
日本植物生理学会PCP論文賞(2008年3月)

植物と微生物との共生に魅せられて

私は長年、植物と微生物との共生機構を研究し、その合理的な美しさに感嘆してきました。私たち人類は年間1億トン以上の窒素肥料を使ってイネ科主要穀類の収量を確保し人口を養っていますが、肥料の多投は環境に悪影響があるほか、その合成には膨大なエネルギーが費やされています。一方、マメ科作物は、根粒の中に共生した根粒菌が空気中の窒素ガスをアンモニアに転換するため、窒素肥料のない土壌でも環境に負担をかけずに成育することができます。この分野の進展は著しく、基礎的知見が深まった結果、イネ科植物に窒素固定根粒を形成させる試みが世界のあちこちで行われ始めたようです。私も、及ばずながら独自のアイデアに基づいて、この動きに参画します。具体的には、少し難しくなりますが、(1) 根粒菌が根の細胞内に侵入すれば細胞分裂がくり返されるようにイネに細工を加え、(2) 根粒内の微好気環境を整えるマメ科植物のレグヘモグロビン遺伝子もイネで発現できるようにします。次に、イネの根に侵入することが知られているクサネム根粒菌(Bradyrhizobium sp.)をこの改変イネに接種し、根粒形成をめざします。これらの試みが成功すれば、将来、窒素肥料を与えなくてもイネ科穀類を育てられる道が拓かれると期待されます。

  • マメ科植物の根粒
  • イネ根細胞に侵入した菌根菌
【可能な共同研究分野】
持続的作物生産など

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